沖縄の「奥」 行ってみました

観光
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みなさん、ご存知でしょうか。沖縄には実は「」があるんです。

ずっと気になっていた、この「奥」。今回の沖縄旅行で行ってきました。

そもそもの始まり

きっかけは19年前

そもそも「奥」を知ったきっかけは、19年前に遡ります。家族旅行で初めて行った沖縄旅行でした。当時の家族旅行で行ったのは、おもに沖縄本島南部方面。沖縄北部には行きませんでした。

「奥」バス停って何!?

当時、バスに乗った記憶はないんですが、どこかのバス停でバス路線図を見たんでしょう。そこには、沖縄本島すべてのバス停が記載されていました。

当時のバス路線図(再現)です。

何気なく、一番北の方へ辿ってみると、「辺戸岬」バス停があります。前回記事にした「辺戸岬」ですが、当時は知りませんでした。おそらく、この辺戸岬が沖縄本島最北端の岬なんだなということは分かりました。

しかし、バス路線はそこでは終わらず、さらに先へ。終点には、一文字だけ、「」と書かれてました。見たときの感想は、「え、そんな安直な名前、ありなの!?

終点のバス停名が「奥」とは、でき過ぎではありませんか? 終点の「奥」バス停が気になって仕方ありませんでした。

「奥」は集落の名前

しかし、当時はインターネットにも情報はなく、調べることもなく、19年が経ってしまいました。今回、18年ぶり3回目の沖縄旅行になりますが、気になっていた「奥」バス停に行ってみようと思い立ちました。

そこで、インターネットで調べてみたところ、「奥」バス停は、「奥」集落にあるらしいことが分かりました。集落名だったんですね。

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「奥」に行ってみました

「奥」への道

辺戸岬を観光し終えてから、国道58号を、さらに先に進みます。沿線はやんばる地域の森林地帯。当然、ヤンバルクイナもいるわけですが……

……穏やかじゃないですね。

ヤンバルクイナは、天然記念物であり、国内希少野生動植物種です。今は1500羽くらいしかいないらしいです。(それでも、回復傾向なんだとか) ひいてしまっては大変ですので、慎重に運転しましょう。

「奥」バス停はこんなバス停でした

辺戸岬から約8km、15分で「奥」集落に到着しました。集落の入口に、ソレはありました。

そう、「奥」バス停です。

ちゃんと、屋根もあるんですね。正直、ポールだけかと思ってましたので、思っていたより、だいぶ立派です。

屋根の上には、ちゃんとシーサーものっかっています。

しかし、バス停ポールは朽ち果てていました。今も運行しているのか疑わしいくらい。

後で分かりましたが、元々運行していた路線は廃止されてしまい、今は国頭村営バスが運行しているとのことです。

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まわりは「奥」だらけ

バスの観察のあと、集落を散策してみます。当然ですが、まわりは「奥」だらけです。

奥郵便局に、奥駐在所。

奥交流館に、奥小学校と、奥のオンパレード。

集落のおうちは、見るからに沖縄の住居って感じですね。

また、川の方に向かってみると、コテージみたいなものが見えました。あれは「奥ヤンバルの里」という宿泊施設のようです。

「奥共同店」とは

さらに、集落の商店でしょうか、「奥共同店」なるものもありました。

共同店とは聞きなれない言葉ですが、沖縄のやんばる地域や離島に見られるようです。村人による共同経営のお店で、村の住人が資金を出して、商品を購入し、収益を分配するというシステムのようです。そして、この「奥共同店」が、共同店の1号店とのこと。

「奥」集落は昭和28年まで、集落への車両用道路がなく、陸の孤島だったようです。共同店ができる前まで、集落に商店が3軒あったらしいですが、1軒は地元出身の方ではなく、与那原出身の方。物資の運搬に親戚の船を利用して、商売を拡張していったとのこと。

一方、残りの2店舗は、この与那原出身者の店に脅威を抱き、2軒を合併して、さらに有志を募り、共同店にしたとのことです。これが、沖縄の各地に広がっていったようです。

入店しなかったんですが、入っておけばよかったですね。

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「奥」にあった意外なものとは?

さらに、「奥」には意外なものがありました。それは、沖縄旅行者がよくお世話になる、国道58号線の、沖縄本島起点です。

国道58号は、鹿児島県鹿児島市から種子島や奄美大島を通り、沖縄県那覇市に至る国道です。当然この間は、海となっています。

海を渡って、沖縄に上陸するのが、この「奥」の集落だったんですね。

19年の謎が解けてすっきりしただけでなく、思いがけず、いろいろなものを見ることができました。もし辺戸岬を観光することがありましたら、「奥やんばるの里」で1泊してみてはいかがでしょう?

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