【インドネシア・ジャカルタ】KRL Commuter Line(ジャボデタベック)で日本の中古電車に乗ってみた (乗車方法・ICカード購入方法など)

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以前、日本の電車に落とした携帯電話が、ジャカルタで見つかった記事が話題になりました。なぜジャカルタで見つかったかというと、日本の車両が譲渡されたからです。そんなかつて日本を走っていた電車に、異国の地で乗ってみました。

KRL Commuter Lineについて

KRL Commuter Lineってなに?

KRL Commuter Lineは、ジャカルタ首都圏の通勤鉄道網です。元々のインドネシア国鉄であった路線のうち、首都圏区間が近郊輸送用に改良されました。

この改良には日本の円借款が活用されるなど、日本とのかかわりも深く、日本の通勤電車の車両が譲渡されたりもしています。

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KRL Commuter Line はどこを走る?

KRL Commuter Line の路線図

KRL Commuter Line の路線図です。それぞれの色が、運行系統になっています。(路線ではありません。) ただ、土地勘がないと、どこを走っているか分かりませんね。というわけで、実際の地図に落とし込んでみました。
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黄色の系統路線がぐるっと円を描く環状線を中心に、首都圏各方面に路線が延びています。KRL Commuter Line は、別名・KRLジャボデタベックともいわれますが、この「ジャボデタベック」は首都圏を構成する各都市の頭文字を取られたものです。

ジャJAkarta、BOgor、DEpok、TAngerang、ベックBEKasi

このジャボデタベックは、鉄道だけでなく、首都圏地域自体の通称としても使われています。ただ、現在はKRLジャボデタベックは首都圏にとどまらず、バンテン州などの隣接地域まで延長されています。
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KRL Commuter Lineに実際に乗ってみた

スディルマン駅から移動します

空港鉄道BNIシティ駅

空港鉄道で、空港からBNIシティ駅まで移動して、まずは駅近くに予約した宿の場所を確認しました。まだチェックイン時間となってなかったので、あくまで確認だけですね。そのあと、KRL Commuter Lineに乗って、ジャカルタ・コタ駅まで移動することにしました。
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Commuter Line スディルマン駅

乗車した駅は、空港鉄道のBNIシティ駅から徒歩5分ほどにあるスディルマン駅です。線路は同じですが、BNIシティ駅は空港鉄道の専用駅で、このスディルマン駅はCommuter Lineの駅です。

BNIシティ駅の別名は、スディルマン・バル駅です。バルというのは「新しい」という意味で、空港鉄道用の「新スディルマン駅」ということですね。

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まずはICカードを購入する

スディルマン駅コンコース

スディルマン駅に入り、まずは乗車券を購入します。せっかくなので、ICカードを買うことにしました。上の写真右側にあるLoket」が窓口という意味の言葉です。ここは有人窓口になっており、ここでICカードを買うことができます。
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KRL Commuter Line用のCommetカード

Commuter Line用のICカードは、Commetと呼ばれるカードになります。1回使い切り用のものと、日本のICカードのように複数回使えるものがあります。1回使い切りタイプは、券売機で購入することができます。写真のカードは、複数回使えるタイプのものです。

デポジットに20,000ルピア、チャージに30,000ルピアの、合計50,000ルピア (≒500円)支払いました

注意したいのは、このCommetは、Commuter Line専用ということです。他の交通機関では使えません。初乗りが3,000ルピアですので、よほど乗らないと、チャージ分は使い切れないと思います。私は使い切れませんでしたが、カードのデザインがいいので、コレクション用として満足してます。

車両は日本の中古車ばかり

ホームに降りたら、電車が来ていたので、飛び乗りました。さっそく、日本で走っていた車両ですね。これは元々、東京のJR常磐緩行線を走っていた203系だと思われます。
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実はこのとき、手前の車両に乗ろうとしたら、入口にこのマークが。「Woman Only」と書かれています。女性専用車ですね。どうも終日設定されているようです。あやうく女性専用車に乗りかけて、ちょっと焦りました。
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マンガライ駅。元205系が行き交う。

マンガライ駅まで移動して、ここで乗り換えます。ここで見た車両も、近郊用の車両はすべて、元・日本の車両でした。上の写真の車両は、元JR埼京線の205系でしょうか。おそらく、日本でも同じ車両に乗ってるはずです。異国の地で乗ると、ちょっと不思議な感覚になります。

カオスな乗換駅・マンガライ駅

線路にある乗換通路を渡る人々。

マンガライ駅は、環状線・中央線・ボゴール線・ブカシ線が接続する一大ターミナルで、訪問した時には、人でごった返していました。

電車が出発したら、すぐに線路にある乗換通路を渡る人たちを、そばで見ていると圧巻です。雑然とした雰囲気と、構内に鳴り響く大音量のアナウンスで、カオスな印象を受けました。
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低床式ホームの乗降用台

また、マンガライ駅だけではありませんが、Commuter Lineの駅の一部には、高床式ホームに対応できていない低床式ホームもあります。その場合は、このように乗降用の台を置いてました。これもなかなか、日本では見られない光景ですよね。
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と、この駅を観察していますと、ようやく乗車する電車が来ました。大体20分くらい待ったでしょうか。この電車で、ジャカルタ・コタ駅まで向かいます。

ヨーロピアンなターミナル、ジャカルタ・コタ駅

ドーム形状の屋根が特徴的なジャカルタ・コタ駅構内

マンガライ駅から15分くらいかかり、終点のジャカルタ・コタ駅に到着しました。この駅は、頭端駅になっていて、ジャカルタの中心的なターミナル駅です。ドーム形状の屋根が特徴的で、ヨーロピアンな雰囲気の駅でした。

ここで、ちょうどお昼になりましたので、駅構内にある現地ファーストフード・Bakmi GMでご飯を食べることにしました。

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KRL Commuter Lineは観光に使えるか?

今回は、ジャカルタ市内のスディルマン~ジャカルタ・コタ間を利用しました。日本人にとって、移動といえば、まず電車を思い浮かべると思います。しかし今回、乗ってみて思いましたが、観光では正直使いづらいと思います

もともと、このCommuter Lineが、ジャカルタ市内の移動交通ではなく、近郊都市とを結ぶ電車として整備されていること、電車の運転間隔が10分~20分程度あいてしまうことが理由です。
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BRTのトランスジャカルタ

観光で移動するのであれば、BRTのトランスジャカルタや、最近開通したMRT・LRTがいいでしょう。

ただ、せっかくの機会なので、滞在中、日本で走っていた車両に一度くらいは乗ってみてもいいかもしれませんね。

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