京都と琵琶湖を結ぶ京阪京津線のココがすごい - 急勾配・急曲線・道路上に地下まで走行

鉄道情報
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先日、京都と滋賀県大津市を結ぶ京阪電鉄京津線に乗車しました。

この路線、ちょっと普通の電車じゃないんです。

今回は、見どころ沢山の京阪京津線をご紹介いたします。

京阪京津線について

京津線はどこを走る?

京阪京津線は、京都府京都市の御陵駅と滋賀県大津市のびわ湖浜大津駅の、7.5kmを結んでいます。

しかし、ほとんどの列車が、京都市営地下鉄東西線に乗り入れており、大津から京都市中心部まで乗り換えなしで向かうことができます。

京都市営地下鉄東西線が開業する前は、京都側は御陵駅から京阪本線の乗換駅である三条駅まで走っていましたが、1997年10月に同区間は廃止されています。

上の地図を見ていただくと分かりますが、追分駅~上栄町駅間は逢坂山の超えるルートとなっており、険しい地形を進む区間になっています。

京阪京津線のココがすごい!

4両編成の電車が道路の上を走る!

京阪京津線は、なんと道路の上を走行する区間があります!

しかも、ここ、国道なんです。

場所は、上栄町とびわ湖浜大津の間の区間です。

国道161号線の上を、約600mも走ります

京都市内は普通に地下鉄として走っているのですが、大津市内は路面電車になってしまうんですね。

こんな路線、日本ではここしかありません。

なお、日本の法規上、道路上を走る列車の長さは30m以内でないといけません。

しかし、京阪京津線の車両である800系は、京都市内を地下鉄として走りますから、列車の長さを長くする必要がありました。

そのため、特例で認可を取得し、4両編成長さにして66mという、法規の2倍以上の長さの列車が走ることになりました。

当然、こんなに長い列車が道路を走るのも、日本ではここだけです。

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こんなカーブを曲がるの?!

京津線の、とある場所を上から撮影しました。

ほぼ直角に線路がカーブしています……!

この場所は、逢坂山トンネルの大津側出口の直後の場所です。

大津側からみたら、谷筋を登ってきて、いよいよこれ以上は電車では登れないという場所です。

ここで、最短距離のトンネルで峠を抜けるために、線路を直角に曲げているんですね。

同じ場所のカーブを車内から見たら、こんな感じ。

ここのカーブは、半径45m

制限速度は20km/hに抑えられています。そうしないと、曲がれないんですね。

でも、ここは、京津線の中でも、まだ3番目の急カーブ

まだまだ、上がいるんです。

1番きついカーブは、びわ湖浜大津駅を出た直後、浜大津駅前交差点にあるカーブです。

交差点だから、ここもほぼ90度で曲がっています。

ここのカーブは、なんと半径40m!

カーブの内側から、曲がっていく電車を眺めると、なかなか迫力がありますよ。

なお、路線のいたるところに、急カーブがありますが、住宅地のそばも通っています。

急カーブを曲がると、金属のすれる音がするのですが、それを抑えるために、半径100m以内のカーブでは、スプリンクラーで水を撒いて、音を出さないようにしているらしいです。

日本有数の坂すら登る!

京都と大津の間を山越えする京津線ですから、路線の全区間で勾配がついています。

ということで、上の写真。

なんかおかしいですね。でも、トリックアートではありません。

これ、ベンチの座面が水平なんです。つまり、ホームが斜めになってるんですね。

ここのホームの傾斜は40‰で、日本一の斜め駅らしいです。(非公認)

日本の法規上、ホームは傾斜を10‰(※)以下に抑えないといけないんですが、ここも特例で認められています。

なお、ベンチの左右の脚の長さは、8cm違うらしいですよ。

※…‰:パーミル。1/1000の単位。傾斜の単位だと、1000m水平に動くときに、〇m上がるかを示している。

しかし、駅で40‰の傾斜だったら、駅以外の線路だと、どれくらいの傾斜があるんでしょう?

実は、京津線の最大勾配は、61‰なんです!

場所は、上栄町駅と大谷駅の間にあります。

先ほどの急カーブの場所からも近いところですね。

大体、普通の電車だと、30‰の勾配が一般的です。

40‰を超えてくると、結構な急勾配だと言われます。

それが、京津線だと最大勾配61‰ですので、なかなか無い急坂なんですね。

なお、日本の普通鉄道で、ここを超える勾配を持つ鉄道は、箱根登山鉄道と大井川鉄道くらいらしいです。

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もっとある珍風景!年に1回しか見られない光景とは?

今まで、京津線でしか見られない風景をご紹介してきました。

でも、珍しいのはこれだけではないんです。

1年に1回しか見られない光景があります。

それは、毎年10月に開催される大津祭!

本祭では、お囃子の「トコヨイ!トコヨイ!」という独特の掛け声とともに、曳山が街中を巡行します。

そうなんです、街中を巡行するんです。

2018年大津祭曳山巡行と京阪京津線列車(その4)

そこで、見られる景色は、曳山と京津線電車の競演!

実際に私も生で見たことありますが、曳山のすぐそばを電車が通り抜ける光景は迫力があります。

(曳山のすぐ隣に、1500Vの電気が走っている方が怖かったりしますが…)

もし機会があれば、大津祭を生で見て、京津線に乗ってみてくださいね。

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