関釜フェリーで韓国・釜山から日本に戻ってきましたが、東京まで帰らないといけません。
新幹線でそのまま帰ってもよかったのですが、5時ほど時間がかかります。
また、博多に寄りたかったこともあり、今回は九州佐賀国際空港からLCCで帰ることにしました。

その際、下関から佐賀まで、JR九州の特急列車ソニックとかもめを乗り継ぎ移動しました。
883系と885系に乗車することができましたので、列車設備の比較をしながら、当時の模様をお伝えしたいと思います。
下関からまずは小倉へ
関釜フェリーが発着する下関国際ターミナル JR下関駅
関釜フェリーを07:45に下船し、入国審査を受けますが、日本人乗客は少なく、あっという間に終わりました。10年前は、韓国人:日本人=7:3くらいの割合だったらしいですが、今だと9:1くらいの割合になっているそうです。
下関国際ターミナルからJR下関駅は徒歩でおよそ10分弱の位置にあります。
8時過ぎには下関駅に到着できました。
関釜フェリー内で朝飯を食べられていなかったので、駅ビルのサンマルクカフェで済ませます。
朝食を済ませると、早速移動開始です。
まずは、08:27発のJR山陽本線普通 小倉行きに乗車し、小倉を目指します。
交直流用415系電車 JR九州独特のシートモケット柄
この下関駅から、JR九州となるため、車両もJR九州の車両が担当です。
下関駅を出てしばらくすると、トンネルに入りますが、これが関門トンネル。
ちょっと長いトンネルだなと思っていると、いつの間にか関門海峡を通り過ぎてしまい、九州に上陸していることでしょう。
次の門司駅で、山陽本線から鹿児島本線に直通します。
ここで、電気の種類も直流から交流に変更となりますので、乗車している車両は交直流用の415系です。
そうこうしているうちに、小倉駅に到着。およそ15分ほどの乗車でした。
小倉から特急ソニック(883系)に乗車
引き続き、JR鹿児島本線を下っていきます。
08:44発の特急ソニック8号 博多行きに乗車です。
使用車両は883系でした。
特急ソニック専用の883系

車内に入ると、ブルーメタリックで統一されたデッキがお出迎え。
現在の青一色の外部塗装になる前は、このブルーメタリックの色が車両前面の顔にも塗られていました。
また、デッキには大分県の名産品がディスプレイされており、これから大分県に向かう時なんかは、大分への期待が一層掻き立てられそうです。
大分・竹田名物の姫だるま ソニックのポップなポスターも飾られています
客室内は、天井や壁などが白色に塗装されており、また照明も蛍光色であることから、非常に明るい車内になっています。
反対に、床や窓際のもの置きは木製で、白色の客室に調和しています。
客室内の様子 窓際のもの置き
また、883系といえば、座席のヘッドレストの形。
883系の特徴的なトレードマークとして、車内・車外のいたるところに、描かれていますね。
車体外部のマーク 客室とデッキの仕切りガラスにも
座席に座ってみます。
テーブルは、前方の座席背面にある大テーブルと、自座席のひじ掛けに収納されてる小テーブルがありました。用途に合わせて、使い分けできそうです。
また、ちょっと驚いたことなんですが、フットレストを使おうと思ったのですが、足を思いっきり伸ばさないと使えないくらい離れていました。
普通座席で、ここまでシートピッチが大きい座席って、なかなか無いように思うんですが、どうなんでしょう?
座席背面のテーブル ひじ掛けの小テーブル

博多から特急かもめ(885系)に乗車
特急ソニックに乗って約1時間かけて、博多にやってきました。
博多では、西鉄電車に乗りに行ったり、博多ラーメンを食べたりしていましたが、飛行機の時間もあるため、長居はできず、博多11:55分発の特急かもめ19号 長崎行きに乗車します。
こちらは885系ですが、かもめ編成ではなく、ソニック編成でした。
885系。ソニック用編成でした
デッキは、883系と違い、白色で仕上げられています。
おそらくソニックにも使われるからでしょうか。特産品ディスプレイなどはなく、885系のイラストが飾られていました。
また、デッキの一部は休憩スペースが設けられており、大きな一面窓があります。
特急かもめでもソニックでも、海岸沿いを走る区間があります。
海沿いの区間でこちらに立ち寄ると、きれいな海の景色が見えそうですね。
白色に仕上げられたデッキ 大きな一面窓の休憩スペース
客室内に入ってみましょう。
883系と同じように、天井や壁も白色なのですが、非常にシックな印象を受けます。
おそらく、電球色のダウンライト照明とルーバータイプの天井、茶色で統一された座席がそう感じさせるのではないかと思います。
落ち着いた車内 電球色のダウンライトが一役買ってる?
座席は革張り。登場当時に感じた高級感はいまだにありますが、やはり革なので、ヒビが入るなど経年劣化していますね。
テーブルは、ひじ掛け備え付けの小さいものがひとつのみ。
ちょっとしたものを食べるくらいなら問題なさそうですが、パソコンでの作業はしづらそうですね。
革張り座席。座面にヒビも…… テーブルは小さいひじ掛け収納のみ
また、883系のシートピッチがあまりに広かったので、885系はどうなのか気になるところですが、意外と、885系のシートピッチは普通でした。
なお、フットレストはありませんでした。

まとめ
883系と885系、実は車両デザイナーは同じ方で、鉄道ファンにはおなじみ、水戸岡鋭治さんが手がけています。
同じ路線を走る車両でもありますので、同じ方向性のデザインなのかと思いましたが、改めて比べてみると結構違うものですね。
九州に旅行してみた際は、ぜひ2つの車両に乗り比べしてみてはいかがでしょう。
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