【韓国・釜山】釜山駅裏手の急階段登る168階段モノレール

観光
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港町は基本的に、山が近いことが多く、坂道が多い街になりがちです。

そんな坂を克服するために、港町には面白い乗り物ができることが多い気がします。港町である釜山にも、2016年に面白い乗り物ができたという話を聞き、先日の釜山旅行の際に乗りに行ってみました。

168階段モノレールのある草梁ってどんなところ?

日本とも関わりの深い歴史ある土地

草梁は、釜山駅西側一体を指す地名です。

元々、釜山の中心地といえば、この辺りから南浦洞までの地域でした。江戸時代には、対馬藩の日本居留地(草梁倭館)も、このエリアの龍頭山(釜山タワーのあるところ)に存在していました。

1877年の日朝修好条規による朝鮮開国以降、釜山は開港地となり、貿易港として発展していきます。

1905年には、鉄道(京釜線)が開通し、草梁駅(現釜山駅)が開業すると、このエリアはますます発展していくことになります。

1882年に建てられたカトリック教会・草梁教会

1910年以降の日本統治時代には、多くの日本人が居住した地域でした。そのため、今でも日本家屋が現存しているエリアでもあります。

1950年に朝鮮戦争が勃発すると、戦線を逃れてきた朝鮮北部の避難民が、この草梁エリアに居住するようになりました。

草梁イバグキル

こういう重層的な歴史のある草梁ですが、釜山市は2011年に「ルネサンスプロジェクト」として、釜山駅前から路地歩きの観光名所として、「草梁イバグキル」を整備しました。

イバグ」は慶尚道の方言で「」という意味。「キル」は「通り・道」という意味です。

つまり、「草梁イバグキル」=「草梁物語通り」。

歴史ある建物や山の斜面の生活風景を、物語として垣間見られる通りということですね。

168階段モノレールも、この草梁イバグキルのルートのひとつとなっています。

小学校と教会の間の道はギャラリーとして整備
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168階段モノレールに乗ってみました

そのモノレールは急な階段のそばにあり

いまいち場所が分からず、釜山駅から草梁伝統市場の方まで遠回りしながら歩いたのですが、なんとか「168階段モノレールはこちら」という看板を見つけました。

ちょうど、上の写真の小道のところに出たのですが、その先に階段が見えます。

168段にしては少ないなと思ったのですが、こちらは違うようです。

階段を登ったところで、おばちゃんが「モノレールはこっちだよ」と教えてくれました。謝意を述べつつ、指さす方向を見ると、ありました。細長~い階段が。

これこそが、168階段ですね。

写真で見ると、そうでもないですが、実際にこの目で見てみると、結構な急勾配です。確かに、この上に住んでいる人にとって、この階段を行き来するのは大変そうです。

そこで今回乗ろうと思っているモノレールができたというわけですね。

乗場はちょうど階段の隣にあります。

エレベーターで、2階の乗場に向かうと、10人くらい並んでいました。2016年に運行開始してから、このモノレールも観光スポットとして注目されるようになったようで、待っている人のほとんどが、観光客のようでした。

ただ、当然このエリアに住んでいる人向けですので、住民の方の乗車が優先されるようです。
(実際、地元の方がいらっしゃって、優先的に乗車されていました。)

なお、基本的に住民の方向けの乗り物なので、無料で運行されています

いよいよ乗車

乗場に貼ってある注意書きを読むと、「8名以下で搭乗してください」と書かれていました。”結構サイズは小さそうだなあ” などと思っていたら、モノレールがやってきました。

この建物が密集したところを上り下りするのも、なかなか見られない光景ですよね。

よくよく見ると、目がついてて可愛らしいですね。

中に乗ってみると、長椅子が2脚ありましたが、8人入るのがやっとという感じの大きさ。扉は自動的に閉まるようで、早々に出発しました。

階段の上に向かって出発です。

モノレールの中は、四方が大きな展望窓になっていて、外の景色がよく分かります。モノレールは、だんだん高度を上げながら、急勾配を登っていきます。

부산역 모노레일 168계단 초량 이바구길 부산볼거리
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終点は展望台

モノレールの乗車時間は、ものの2分程度ですが、高度が高くなるにつれ、視界が広がっていくので、車窓の変化を楽しむことができます。

2~3分で終点に到着です。

終点は展望台となっており、展望台から釜山港の景色を一望することができます。釜山駅や釜山港大橋、影島などが見え、素晴らしい光景を見ることができました。夜に来たら、夜景も綺麗なんでしょうね。

釜山港大橋や釜山駅などの景色が見られる展望台

釜山駅から168階段モノレールへの行き方

168階段モノレールは釜山駅裏手にあるのですが、場所が少し分かりづらいので、釜山駅からの道も書いておきます。

基本的には、草梁イバグキルに沿っていけば、168階段にはたどり着くのですが、このイバグキルが分かりにくいのです。

まず、釜山駅そばのスタート地点から、まっすぐ釜山駅を背に、上の写真の道を進みます。ところどころ、イバグキルの案内板が設置されています。

先ほどの道を進むと、五差路に出ますので、右に曲がります。そうしますと、すぐに右手に路地がありますので、そちらに入ります。この路地が分かりにくいです。

路地は住宅街の裏道みたいな道で、合っているか不安になりそうですが、写真の通りの道であれば間違いありません。

路地の先には階段があり、そこを上ると、目の前に小学校があります。ここを左折します。

小学校の隣に、草梁教会がありますので、小学校と教会の間の道に入ります。その道を進むと、168階段に到着します。

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まとめ

港町・釜山の山がちな地形を克服するためにできた、面白いモノレールをご紹介しました。

釜山を訪れた際は、釜山の歴史や生活を感じさせるイバグキル観光と一緒に、乗りに行ってみてはいかがでしょうか?

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